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動く骨・手眼足編の補足
本書内の動作の動画をご覧頂けます
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動く骨・手眼足編内〔訂正〕箇所
- p.008 (誤)動理探求家→(正)動理探究家
- p.014左下 (誤)岡 卓二→(正)岡 卓示
- p.181下 (誤)ダンス夢スタジオ→(正)ダンス夢ファクトリー
動く骨・手眼足編内の動画
- 手球操作の準備~手球操作
序章▼
…p.024 手球操作
2章▼
…p.067手首廻し(手球操作)1 / p.078手首廻し(手球操作)2
3章▼
…p.095手球操作の準備 / p.097手球操作 / p.098手球操作 - 拳を留めて手首を動かす
2章 …p.065手首の動き1 / p.066手首の動き2 - 肘回し(着いて・宙で)
2章▼
…p.069肘回し - 手骨操作トレーニング(1~8)
3章▼
…p.079~081手骨操作トレーニングの全貌
…p.083手骨操作1・2 / p.084手骨操作3・4
…p.092.093手骨操作5・6・7・8 - 「小さな手」の握り
4章▼
…p.021引掛け握りの色々な形 / 引掛け握りとクソ握り - 足骨操作トレーニング(1~6)
6章▼
…p.174足骨操作トレーニングの基本操作
…p.184.185足骨操作の全貌1.2
…pp.186.187足骨操作1-1.2 / p.188足骨操作2
…pp.189.190足骨操作3-1.2 / p.191足骨操作4
…pp.192足骨操作5 / p.193.194足骨操作6-1.2 - 球体運動の特性
7章▼
…p.201球体を描く運動で生じる三軸の動き - 動作球の運動性
7章▼
…p.203二つの球を合わせて回し動作球を描き出す
…p.204動作球が描き出される実際
※体幹の動き(基本操作・釣り合い歩行など)については「動く骨」補足動画をご覧ください
動く骨、実践者の声4
ドラマーと「動く骨」
私と栢野先生の出会いは先生の1冊目の著書「動く骨」を2005年の正月に読んだ時でした。
私はドラムセットという楽器を演奏することを職業としておりましたので、身体の正しい使い方ということの大切さを身を持って理解しようとそれまでにも50冊を超える身体の使い方やその構造に関する様々な本を読みあさり、広い角度から知識を得て実際の演奏に活かせないかということを繰り返してきました。
しかしながら、知識という点では豊かになるものの、実際の演奏への応用となるとよくわからないということが続いていました。
最初に「動く骨」を読んだ時にまず直感したことは「これは『原理』というものになり得る理論だ」と思ったことです。
私の中での「原理」とは「誰でもその理論を理解すれば、その理解の程度によって自分なりに応用できる」ということだと思っています。
それまで読んでいた本の多くは「興味深くはあるが話が感覚的で具体的な感覚を共有しづらい」ものであったり、「解剖学的な理屈は理解できるが実際の動きに関する記述が不鮮明」なものが多かったのです。
もちろん、それまでに得た知識のおかげで「動く骨」を比較的スラスラと読み進められたということはあると思います。(なにしろ内容の濃密さは強烈です)
私はその当時、自宅でのプライベートレッスンで30人ほどの生徒を持っていましたが、1年半ほど栢野理論を自分なりに実践、応用するという期間ののち彼らへのレッスン内容を「ドラムの演奏法」から「ドラムを演奏するための身体の使い方」のレッスンに切り替えました。生徒にも好評を博しています。
そして、私のレコーディングスタジオでの生徒を対象にした栢野先生のスペシャルセミナーの開催、先生の御自宅での私自身に対するコーチングも実現させていただきました。
今回の新刊「動く骨 手眼足編」はテーマが絞られていて、なおかつわかりやすい解説で一気に2時間ほどで読み終えてしまいました。
1冊目を熟読しているので内容的にもスムーズに解説が頭に入ってきます。(もちろんこれからまた何回も何回も読み返しますが)
今回のポイントのひとつに「体幹」と「末端」のインタラクティブな関係、つまり「相互作用」に関しての記述が挙げられます。
これまで巷間よく言われてきた「体幹が全て」的な感覚ではなく、「体幹」と「末端」の相互作用が重要という主張はいままでにないものだと思います。この考え方には大変重要な気づきを頂きました。それと、もうひとつのポイントに「手と足で掴む」ことの重要性が挙げられます。私もドラムスティックという道具を使う性質上「ものを掴む」ということは大変重要なポイントになってきます。それに加えて「足で掴む」感覚というのはドラムペダルを操る上で非常に重要な感覚になります。
あとこれは個人的なことなのですが、「正しておきたい7つの勘違い」の章での「肩関節の位置の勘違い」を読んだことで上腕の動きで少し悩んでいたことが解決しました。
この身体の構造、特に骨格の構造に関する勘違いは本当に多くの人が知らずにいることだと思います。まだまだこれからこの新刊から学ぶことは膨大な量になると思います。それと1冊目の「動く骨」を開くこともまた増えると思います。
素晴らしい本をまたひとつ世に産み落として頂いた栢野先生に感謝いたします。
【プロドラマー堀尾哲二プロフィール】
- 1954年京都生まれ。3歳からピアノを習い始め、14歳からドラムを独学で始める。
- 1984年、活動拠点を東京に移す。
- 1992年までに自身のバンドでビクター及び東芝EMIより計7枚のアルバムを発表。
その合間に小泉今日子、デーモン小暮、小比類巻かほる、上田正樹等、無数のライヴサポート、レコーディングをこなす。 - 1994年、活動拠点を再び京都に移し、レコーディングスタジオを建設。
http://www.folio-music.com/
自らプロデューサー、エンジニアとしての活動も開始。それ以降自身のバンドでのツアー、CD制作を中心にドラムレッスン、レコーディングプロデューサーとして活動 - 2013年、栢野理論を元にした教則DVD「ドラマーが知っておくべき身体の仕組みと動かし方」をアトスインターナショナルより発表。
http://amzn.to/14B4sL5